苦手な体育の種目1位、小学生「水泳」中学生は…ニフティキッズ

「スポーツ」に関するアンケート調査

ニフティは「ニフティキッズ」で「スポーツ」に関するアンケート調査を実施し、2024年5月16日に結果を公開した。体育の授業は4割の生徒が好き、3割が嫌いと回答しており、苦手な種目の1位は、小学生が「水泳」、中学生が「長距離走」であることがわかった。

「スポーツ」に関するアンケート調査は、3月12日から4月9日にかけてインターネットで実施した。対象は小中学生を中心とする「ニフティキッズ」訪問者。1,480人から回答を得た。

スポーツを「好き」と回答した小学生は45%、中学生は43%と年代による差は大きくなかった。「するだけなら好き」と「見るだけなら好き」をあわせると、どちらの年代でも6割以上の人がスポーツを好きだと感じているようだ。体育の授業について、小中学生ともに40%以上の人が「好き」と回答した。「嫌い」と回答した比率は小学生(27%)より中学生(33%)が多くなった。

体育の中で一番苦手な授業は、小学生では1位「水泳」19%、2位「長距離走」16%、3位「鉄棒」14%。中学生では1位「長距離走」22%、2位「水泳」18%、3位「マット運動」13%となった。「水泳」や「長距離走」、「鉄棒」はどちらの年代でも上位となっていることから、苦手意識を持つ人が多いことがわかった。

自分がするのが好きなスポーツを聞いたところ、小学生では「ダンス」、中学生では「バドミントン」に多く票が集まった。小中学生ともに、「ダンス」「バドミントン」「水泳」「バスケットボール」「バレーボール」が上位5つを占めている。

見るのが好きなスポーツの1位は「野球」26%、2位「サッカー」25%、3位「バスケットボール」20%と続く。上位のスポーツはテレビなどで視聴しやすく、人気が集まったと考えられる。応援している日本スポーツ選手の1位は野球の大谷翔平選手となった。どの年代からも圧倒的に支持されており、2位の体操・平岩優奈選手と大きく差をつけている。

運動会や体育祭は、約半数の小中学生が「好き」と答える一方で、25%の人が「嫌い」と回答した。運動が苦手や走るのが速くないといった理由で、運動会や体育祭が嫌いな人が多いようだ。また、苦手なゆえにミスをした時のクラスの反応が怖いといった意見も寄せられたという。「クラスで一致団結する空気が苦手」「単純に疲れるから嫌」など、運動会や体育祭そのものが嫌だと感じている人もいるという。運動会や体育祭で好きな種目の1位は「リレー」39%で、僅差で2位「ダンス」38%となった。

中川和佳

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