カーディナルス新人WRハリソンJr.が契約違反でアパレルメーカーから訴えられる

アリゾナ・カーディナルスからドラフト指名を受けたオハイオ州立大学のマーヴィン・ハリソンJr.【AP Photo/Jeff Roberson】

アパレルメーカーの『Fanatics(ファナティクス)』がアリゾナ・カーディナルスの新人ワイドレシーバー(WR)マーヴィン・ハリソンJr.を契約違反で訴えた。

現地18日(土)にニューヨーク州の最高裁判所に提出された訴訟によれば、ハリソンJr.は契約上の義務を果たさなかったとされており、その損害額は“数百万ドル(数億円)”規模に上るという。

2023年に契約を結んだ際、ハリソンJr.はオハイオ州立大学のスターレシーバーとして活躍しており、先月のNFLドラフトではカーディナルスに全体4位で指名されている。契約の詳細は伏せられており、ハリソンはその存在を公に否定している。

『ESPN』が報じたところによると、この契約には少なくとも100万ドル(約1億5,589万円)の価値があり、サインやサイン入りのトレーディングカード、試合で着用したウェア、その他マーケティングの機会となるものが対象になっていたとのこと。

ハリソンJr.は代理人を雇っていないため、父親であり、殿堂入りレシーバーのマーヴィン・ハリソンがその役を担っている。NFL選手会(NFLPA)に選手の名前、イメージ、肖像をマーケティングすることを可能とする団体ライセンス契約にハリソンJr.はまだサインしていない。

『Associated Press(AP通信)』がコメントを求めたが、現時点でカーディナルスからの反応はない。


記事提供:『The Associated Press(AP通信)』


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