犬の『空腹サイン』5選…見極めるべきお腹が空いているときの"仕草や行動"とは?

本当にお腹を空かせているときの仕草や行動を見極めて!

犬が飼い主に「お腹が空いたよ」「何かちょうだい」と要求することは珍しくありません。しかし、さっきも食べたのに要求されると「本当に?」と疑ってしまいますよね。

犬は本当にお腹を空かせているとき、ある特定の仕草や行動を見せることが多いです。その見極めるべき『空腹サイン』を把握しておくことで、与えるべきか否か判断しやすくなるでしょう。

もしもご飯を食べたのに『空腹サイン』を見せている場合は、1日のご飯量が少ない可能性があります。今一度、ご飯の量やタイミングなどを確認しましょう。

犬がお腹を空かせているときに見せる『空腹サイン』5選

では、犬がお腹を空かせているとき、どのような仕草や行動を見せるのでしょうか。ここで紹介する『空腹サイン』を参考に、さらに量を与えるべきかどうか判断してください。

1.ご飯を食べる場所付近を落ち着きなく歩き回る

普段、ご飯をもらっている場所の付近をウロウロと落ち着きなく歩き回っているときは、「お腹が空いたけどご飯がないな…」という心理が働いています。

したがって、単純にワガママからくる行動ではなく、本能的に「お腹が空いたからご飯が食べたい」と感じている可能性が高いでしょう。

2.ご飯が置かれている場所を覗きに行く

いつもご飯が置かれている場所を何度も確認しに行ったり、ドッグフードが保管されている場所を見に行き、飼い主をちらっと見て合図を送ったりすることはありませんか。

これらの行動も「お腹が空いたけど、ご飯が入ってないな」「お腹が空いたからご飯が欲しいな」と飼い主に訴えかけているサインです。与えている食事量が少なめの場合に限り、少しだけご飯を足してあげても良いでしょう。

3.飼い主の手や口周りを舐める

子犬は母犬にご飯をねだるとき、母犬の口を舐めて「もっとご飯が食べたい」「お腹が空いたよ」と訴えます。現代の犬も同様に、飼い主にご飯をねだるときは手や口周りを舐めて訴えている犬が多いです。

もしも手や口、顔などをぺろぺろと舐めてくるときは、そろそろ食事の時間に差し掛かっていないか時間帯を確認してみてはいかがでしょう。

ご飯以外にも要求があるとき(散歩に行きたい、かまってほしいなど)に手や口を舐める犬は多いので、何を要求しているのか見極めることも重要です。

4.嘔吐する、あるいは吐く仕草を見せる

「ウエッ」と嘔吐するような仕草を見せるときは、胃腸に不快感を覚えている可能性が疑われます。空腹によって吐き気を催すこともあるので、タイミングを考慮して適切な判断を下さなければなりません。

もしも空腹によって吐き気を催している場合、空腹レベルが非常に高まっているサインです。1日の摂取量が少ない恐れがあるので、今一度、食事量を見直してください。

5.元気がなくぐったりしている

空腹の度合いが高くなると、体力を消耗してもエネルギーを補給できていない状態なので、床に突っ伏した状態でぐったりしている時間が長くなります。

今日はなんだか床に伏している時間が長いなと感じたら、食事量をあらためて見直してみてはいかがでしょう。

例えば、運動量が多かった日や暑い季節などは体力を消耗しやすいので、普段より少しだけ多めに食事を与えるなど、臨機応変に対応してあげてください。

まとめ

いかがでしたか。犬はお腹が空いているとき、今回紹介したようなサインを見せることが多いです。普段与えている食事量や与えたタイミング、そして愛犬の仕草や行動を考慮して、さらに与えるべきか判断しましょう。

(獣医師監修:平松育子)

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