仲村トオル『あぶない刑事』の撮影に大遅刻 スタッフの怒りを収めたのは舘ひろしの一喝

俳優の仲村トオルが19日放送の『行列のできる相談所』に出演。『あぶない刑事』の“伝説の遅刻事件”を振り返った。

この日、映画『帰ってきたあぶない刑事』から、舘ひろし、柴田恭兵、仲村トオルがスタジオに登場。そこで番組では、38年前、『あぶない刑事』の第1シリーズの撮影で、大先輩がスタンバイする中、仲村が大遅刻した“伝説の遅刻事件”をVTRで回顧。

その時、現場の雰囲気は最悪な状態だったというが、舘の一喝でスタッフの怒りが収まり撮影が開始。そのあとの休憩中、落ち込んでいた仲村に歩み寄った舘は、さらに怒るのかと思いきや、ちょうどこの頃、日本アカデミー賞新人賞に選ばれた仲村に、授賞式に着ていくためのタキシードをプレゼントすると約束したという。

『あぶない刑事』で共演した柴田恭兵(左)、舘ひろし(中央)、仲村トオル(右)

当時を振り返った仲村は「最初に撮るシーンの遅刻という、一番下っ端の一番若造の僕がいなかったっていう、本当によろしくない遅刻だったんですけど」と状況を説明し、自分が悪者になってくれたという舘の一喝に対し、「さっきのVTRとちょっと違うのは、あんなもんじゃなかったです」と打ち明けると、舘は大笑い。

スタジオも盛り上がる中、MCの東野幸治が「それは、他のスタッフとかの、“もうそれ以上言わないように”っていう?」と尋ねると、仲村は「それはまさにそうでした。照明技師の井上さんっていう方が、“トオル、ツイてねぇな”って言って、ニコって笑って通って行ったんですけど」と思い返し、「数分後に普通に始まった現場の中で、あっ、あれは“ツイてねぇな”っていうよりも、“よかったな、これでみんなお前のことを許したよ”っていうニュアンスだったんだなって」と言葉の本質を悟ったことを告白。それを受けて柴田が「そのあとに、“ツイてねぇな”っていうのが、スゴい流行りました」とコメントし、スタジオは大きな笑いに包まれた。

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