アサギマダラは、春は南から北へ、秋は北から南へ長い距離を移動するチョウです。
中には約2000kmも移動する個体もおり、「旅するチョウ」とも呼ばれます。
徳島県阿南市羽ノ浦町の岩脇香風台公園の花壇には、地元の住民団体「岩脇公園を美しく志隊」のメンバーが、アサギマダラが好む香りを発するとされる「スイゼンジナ」を植えています。
5月18日、この花壇周辺でアサギマダラの観察会が行われました。
この日は約50匹の飛来が確認され、参加者は専門家からオスとメスの見分け方などを教わった後、移動ルートを調べるための「マーキング」を体験しました。
羽などを傷つけないように慎重に扱い、日付などを記入して、空に放ちました。
(参加者)
「貴重な体験だったので、今回参加できて良かった」
アサギマダラは、「スイゼンジナ」が咲く5月下旬ごろまで飛来するということです。