「最後にクロップを失望させた」最終戦の遠藤航に英メディアが厳しい評価。来季のレギュラー剥奪を主張「先発になるべきではない」

アルネ・スロット新体制での未来は明るくないかもしれない。

昨夏にシュツットガルトからリバプールに加入した遠藤航は、昨年12月から不動のアンカーとして活躍。当初の期待を上回る奮闘を見せてきた。

ただ、ここにきて厳しい声が飛んでいる。現地5月19日に本拠地アンフィールドで開催されたプレミアリーグ最終節のウォルバーハンプトン戦(2-0)の評価も芳しくなかった。

現地サイト『FOOTBALL FANCAST』は「スロットは、最後にクロップを失望させたリバプールの男を忘れるべきだ」と辛辣な見出しを打った記事を掲載。「レッズのMFは来シーズン、クラブのレギュラースターターになるべきではない」とこき下ろしている。

「クラブから、あるいはレギュラーとして先発として、彼(新監督に就任するスロット)が捨てなければならない選手の一人はMFのエンドウだ。最後にピッチの真ん中でひどいパフォーマンスを見せて、ユルゲン・クロップ監督を失望させた」

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同メディアは、「エンドウは依然としてフィジカル面での不足が見られた」と指摘。「来季のレッズのレギュラーにはならないはずなので、スロットは今後、元シュツットガルトのスター選手をローテーション要員にするか、控え選手にするか、この夏に彼をうまく利用する方法を見つけなければならない」と綴り、こう続けている。

「スロットは来シーズンの先発メンバーからエンドウを外し、アンカーとしてより強力な守備的MFを獲得することを検討する可能性がある」

ただ、今シーズンも懐疑的な意見を結果で黙らせてきただけに、新シーズンも、簡単にポジションを譲る気は毛頭ないはずだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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