2024年5月19日、香港メディア・香港01は、中国・貴州省で交通警察官が外国人の交通違反を見逃す映像が拡散して物議を醸したことを報じた。
記事によると、あるネットユーザーが17日、「同省貴陽市で交通警察官が電動バイクのヘルメット未着用を取り締まっていたところ、ヘルメットを着用せずバイクを運転していた外国人を見逃した」として動画をネット上に掲載した。
動画では、警察官がバイクを運転していた女性2人を止めてヘルメットを着用するよう指導する中、外国人が運転する2人乗りのバイクが現場を通過。ヘルメットは着用していなかったが、警察官は取り締まることなく、外国人は警察官に向かって陽気にあいさつしてそのまま通り過ぎていった。
このネットユーザーは「お互いに言葉が分からないので見逃したのだろう。しかし外国人であるか否かに関係なく取り締まるべきだ。罰則を科さないにしても、説教ぐらいはしてもいいはず」とコメントしている。
動画はネット上で拡散して、多くのネットユーザーが反応。「交通警察は罰則を科すべき。区別して取り締まってはならない」「そもそも取り締まるのは、運転者の命を守るためなのに」「これは見逃した警察官を告発すべき」「捕まえたら面倒なことになるから見逃したんだろうな。まさかその様子を撮影されているとは思わなかっただろう」「杭州の警察もそうだった。中国人だけ取り締まって、留学生はスルーだ」といった感想が寄せられたと記事は伝えている。（翻訳・編集/川尻）
