EXIT兼近、高校駅伝の新ルールに言及「煮え切らない」

テレビ&ビデオエンターテインメント「ABEMA(アベマ)」は9日、ABEMA NEWSチャンネルにて、ニュース番組『ABEMA Prime』を生放送した。

この日の放送では、全国高校駅伝における外国人留学生の出場について、従来の「各校1人」「最長区間での起用はNG」という制限に加えて、「男女とも起用は最短区間に限る」と、新たなルールを設けたことを紹介し、学生スポーツの留学生起用について考えた。

番組MCを務めるお笑いコンビ・EXITのりんたろー。は「僕が好きなJリーグに置き換えてみると、外国人選手は身体能力が高くて盛り上がるが、チームが彼らだけで構成されてしまうと、これまでのように熱狂できないのかな?と思った」とコメントした上で、「Jリーグのようなプロスポーツであれば、主催者側にとって都合の良いルールでも仕方ないと思う。しかし、高校駅伝は興行ではなく、教育の場だ。留学生の将来の可能性を狭めることになるなら、そもそも受け入れるべきではない。制限を課すのであれば、留学生と日本人選手、そして大会にとってWin-Winであることが大前提だと思う」と話した。

相方の兼近大樹は「高校に入る前、15歳で将来の進路を考える時期に、『日本に行って駅伝を頑張れば、あなたの可能性がもっと広がるよ』と言われて、人生を懸けて日本に来てくれている。そんな子たちに、『あなたは最短距離だけね』って冷たすぎる。力を発揮できない可能性もあるし、僕は煮え切らないと思ってしまった」とコメントした。

箱根駅伝などで留学生ランナーとして活躍し、現在は桜美林大学駅伝部総監督の真也加ステファン氏は「個人的にはなんだかなぁと思う。留学生は駅伝を走りたくて日本に来ているし、中にはこの舞台で活躍して、将来的にも日本で過ごしたいと考えている子もいる」とコメント。また、「これからはミックスの選手も増えてくる。その子たちが『あの選手は留学生では?』と言われるかもしれない。だからこそ、区別するのではなく、一緒に切磋琢磨してレベルアップして欲しいと思います」と話していた。

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