スーパーバリュー/ロピア運営のOICグループに「練馬大泉店」22億円で売却

スーパーバリューは5月20日、ロピアなどを運営するOICグループに「SuperValue 練馬大泉店」(東京都練馬区)を22億4400万円(税込み)で売却すると発表した。

帳簿価額は約5億7000万円、売却益約14億6000万円。

親会社のOICグループの子会社ロピアとの共同開発店舗(改装モデル店舗)、アキダイとコラボレーションした青果テナントといった改革を推進しているが、スーパーバリューは2024年2月期、3期連続の赤字。改装は店舗休業が伴うことからその期間の売上高減少、リニューアルオープン後は販売促進費といった経費増など、黒字化するまでには期間を要するため、同店の売却により、当面の運転資金および改装、借入金返済に充てる資金を捻出するという。

同店は黒字店舗だが、年々収益が減少しており、2階から4階までは駐車場、1階がホームセンター、地下1階が食品スーパーマーケットであり面積が広く、通常の改装よりも多額の改装費用がかかることが予想される。また、土地は事業用定期借地契約のため、契約満了時に更地返還することになっておりその費用が発生。改装中の店舗休業期間やリニューアルオープン後の黒字化まで時間がかかり、事業用定期借地契約満了までの期間に投資の回収が見込めないため、売却で資金を調達する。

物件引き渡し日は8月30日の予定。

なお、物件引き渡し日以降の同店は、親会社が責任を持って運営。所在の動産の取り扱いについては今後協議する予定だ。

■SuperValue 練馬大泉店
所在地:東京都練馬区大泉町5-6-51

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