千葉雄大「アンメット」で《子犬系》脱却!瀬戸康史と同学年の“童顔”俳優は「演技に磨きがかかってきた」

渾身の演技が話題に(C)日刊ゲンダイ

千葉雄大35歳、瀬戸康史36歳。いつの間にか俳優としては中堅どころのポジションとなった同学年の2人だが、今期の連ドラでその存在感を改めてアピールしている。

千葉は杉咲花(26)主演の連ドラマ「アンメット ある脳外科医の日記」(カンテレ・フジテレビ系=月曜夜10時)に、杉咲演じる脳外科医ミヤビの同僚で医師の星前を演じている。若葉竜也(34)が演じる"三瓶先生”との掛け合いも人気だ。

「13日放送の第5話で、千葉さんの星前先生としての渾身の演技が大きな話題を呼びました。かつて自分の母親が病院でたらい回しにされた過去を、千葉さんは唇を震わせながら熱演。言葉に詰まり、セリフを言い直したシーンがあったのですが、《かえってリアルだった》《本当の日常なら、言いよどんだり、噛んだりが普通だもんね》《千葉くんの演技すごい》と視聴者の心をわし掴みにしていた」(週刊誌編集者)

一方の瀬戸は、生見愛瑠(22)主演の連ドラ「くるり~誰が私と恋をした?~」(TBS系=火曜夜10時)に出演中。記憶をなくした主人公まこと(生見)に「元カレだ」と告げる花屋を営む西公太郎を演じている。

ドラマウオッチャーで芸能ライターの山下真夏氏は「やや“俺さま感”のある公太郎に沼っている人が続出しているようですね。瀬戸さんは14日放送の第6話では学ラン姿も披露しましたが、30代半ばという年齢を忘れさせるほどに似合っていた。そのため《瀬戸君、まだ高校生役いけるんじゃない?》という声も多く出ていました。相変わらずのベビーフェイスですが、顔に似合わない低めの声が印象的で、そのアンバランスさが瀬戸さんの魅力なんですよね」と話す。

確かに千葉も瀬戸もなかなかの“ベビーフェイス”で、若手の頃は《子犬系》なんて呼ばれた時代もあった。が、芸能界でも中堅どころとなった今、どうやら見事に脱却に成功したようだ。

「千葉さんは2021年に上演されたミュージカル『ポーの一族』で永遠の少年であるアランを演じた。あざとかわいさの頂点を極めて、2023年の吉高由里子さん主演の連ドラ『星降る夜に』(テレビ朝日系)では、ちょっとチャラめの佐藤役で演技の幅がグンと広がった印象を受けました。瀬戸さんは、デビューから安定のイケメン枠ですが、そこに年齢相当の色気が加味されてきて、いい味が出てきたかと」(前出の山下真夏氏)

若手の頃から演技には定評があり、常にドラマに引っ張りだこの“童顔コンビ”だが、もはやドラマになくてはならない存在になっている。

「当然ながらずっと《子犬系》俳優ではいられませんからね。スイッチする時期を間違えると、《ぶりっ子おじさん》なんて言われかねないし、CMにも起用されづらくなる。千葉さんと瀬戸さんがここにきて特に視聴者の心に残る芝居ができるようになったのは、2人がコツコツと演技に磨きをかけてきたたまもの。個人的にはガラッと役柄が変わってきた千葉さんが次に何を演じるのか、特に楽しみではあります」(広告代理店関係者)

春ドラマも折り返し。千葉と瀬戸の演技もさらに熱を帯びそうだ。

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