卓球男子でパリ五輪代表の戸上隼輔(井村屋グループ)が、海外で猛者と戦うレスラーに負けない活躍を誓った。
かねてプロレス好きとして知られる戸上は、20日に羽田空港で報道陣の取材に対応。元新日本プロレスで〝レインメーカー〟のオカダ・カズチカが米AEWで活躍する姿に「まさかオカダ選手が米国に行くとは思わなかったし、僕もこうして海外に飛び立っていく中で、やっぱり励みになっている。いろんな選手が頑張っているので、自分も頑張らないとなと思った」と刺激を受けた様子を見せた。
全日本選手権のシングルスで2度の優勝を誇る戸上だが、五輪は今回が初出場。「不安と楽しみが半々って感じ。不安の方が少し強いけど、五輪のメダルを期待されている以上、やっぱり覚悟を持ってやらないといけない」と力強く語った上で「団体戦では金メダルを目指して頑張っていきたい」と抱負を述べた。
この日はWTTコンテンダー(20~26日、ブラジル・リオデジャネイロ)に向けて出国。「第3シードになるので、優勝するチャンスは他の大会に比べて大きい。かなり重要になってくる」ときっぱり。花の都での祭典に向けて、弾みをつけることはできるか。