『マッドマックス』最新作プレミアに小島秀夫監督も登場 アニャ・テイラー=ジョイらから日本のファンへのコメントも

すべての写真(12)を見る

映画『マッドマックス:フュリオサ』のロンドンプレミアが5月18日(日本時間)行われ、ジョージ・ミラー監督、主演のアニャ・テイラー=ジョイ、クリス・ヘムズワースらが登壇した。

本作は、2015年に公開された『マッドマックス 怒りのデス・ロード』でシャーリーズ・セロンが演じた戦士フュリオサの怒りの“原点”を描く前日譚。先日開催された第77回カンヌ国際映画祭では約7分間のスタンディングオベーションを受けたことでも話題となった。

会場となったのは、イギリス最大のIMAXスクリーンを有する「BFI IMAX」。コスプレをした多くのファンが駆けつけ、『マッドマックス』の世界観たっぷりに装飾され、ユーロビートでDJがラップを披露するなど、大いに沸く会場。そこへ特別招待ゲストとして、ゲーム『DEATH STRANDING』『メタルギアソリッド』シリーズを誕生させたゲームクリエイターの小島秀夫が日本から駆け付けた。小島が手掛ける『DEATH STRANDING』は、ノーマン・リーダスやマッツ・ミケルセンなどハリウッドの俳優が多数登場。続編が2025年にリリースされることも発表されており、親交の深いミラー監督も出演予定となっている。

あらゆるメディアやSNSで「ジョージ・ミラーは僕の“神”」と公言する小島は、「高校1年生の時に衝撃を受けてから、僕の70%は『マッドマックス』で出来ている。このロンドンプレミアに参加できて、とても興奮しています。僕の中で『マッドマックス』は、モノづくりのバイブル。映画とはこういうものだと教えてくれました」とコメントし、誰よりも深い“マッドマックス愛”を炸裂させた。

会場の熱気が最高潮に達した頃、アニャ・テイラー=ジョイ、クリス・ヘムズワース、ジョージ・ミラー監督らが登場。大きな歓声に包まれながら会場に集まったファン一人ひとりに丁寧なファンサービスをしながら挨拶。シャーリーズ・セロンから“フュリオサ”のバトンを受け継ぎ、これまでの殻を破るような凄みのある熱演を披露した主演アニャは、「シャーリーズ・セロンは、とても上品で寛大で親切な方。このキャラクターを演じることについて会話をしました」と振り返った。

また「最初に脚本を読んだとき、ジョージ・ミラー監督が創り上げたセンセーショナルなフュリオサというキャラクターに圧倒されました。そして、シャーリーズ・セロンが扉を開いたこの素晴らしいキャラクターを、私がしっかりと守る必要があり、フュリオサの物語をしっかりと伝える必要があると思いました」とコメント。そして「日本のファンの皆さんに、いち早く観てほしいです。チームで一丸となって一生懸命創り上げたこの作品が、日本で公開されることを楽しみにしています!」とメッセージを寄せた。

続いて、ディメンタス将軍役で新たな一面を披露したクリス・ヘムズワースは「ジョージ・ミラー監督が創り上げる『マッドマックス』の世界の大ファンです。どの作品でも、多くの時間をかけて、常に挑戦をしていますが、この作品は、どんなに情熱と熱意を注いでも満足することがない挑戦的な日々を過ごしました。そして最後には“信じられるか? 『マッドマックス』に出演しているんだよ!”ってチーム全員が感じる、とても特別な体験でした」と撮影を振り返った。

「オーストラリアで育った私たちにとって『マッドマックス』は、アメリカの『スター・ウォーズ』や、イギリスの『ハリー・ポッター』のような象徴的な映画。だから、ジョージ・ミラー監督からオファーを受けて、この作品に参加できたのは、私にとって夢が叶った想いです。子供の頃、父親と一緒に熱狂したからね」とコメント。さらに、親日家でもあるクリスは「日本は大好きな国です。最近も日本に滞在しましたが、日本という場所も、そこに住む皆さんも、とても素晴らしい。日本でこの作品が公開されるのが待ちきれない! 絶対にこの作品を愛してくれるはず。ファンの皆さん、愛しています!!」と熱烈アピールをした。

そして、唯一無二の世界観を作り出す小島とミラー監督が念願の再会。熱烈なハグを交わし、まるで親友のような仲の良さを見せると、さっそく小島は「最高でした。期待値を遥かに超える作品。観るか、観ないかではなく、これからの人生で、何回観るのか、そんな映画です。シンプルだけれど、何回観ても観方が変わる。そんな映画なんてない。特にバイオレンスの先を描く、エンディングが素晴らしかったです」と本作を観ての感想を直接伝え、ミラー監督は「とても会いたかった。直接の対面は7年ぶりなので、嬉しいです。『DEATH STRANDING 2』の予告を拝見しました。彼の作品に出演出来て光栄です。私には双子の兄弟がいますが、彼はまさにクリエイティブでの双子の兄弟のような存在。私には彼の考えや、デザインが見える。そして彼の作品からは、いつもパワフルな情熱が湧き出てくる。私は彼と非常に強いコネクションを感じます」とコメント。小島秀夫に対してのリスペクトを語った。

左より)ジョージ・ミラー監督、小島秀夫(ゲームクリエイター)

この後もミラー監督との対談を控える小島は、「『マッドマックス』は僕の心臓。僕の神から、そんなコメントを頂けるのは光栄です。聞きたいことがありすぎるので、楽しみにしています」と興奮冷めやらぬ様子。ミラー監督も「彼の頭の中に入って、何を考えているのか、彼のクリエイティビティを覗いてみたい。とても楽しみにしています」とまるで少年のような笑顔で期待を寄せた。ふたりの対談は、後日公開される予定だ。

<作品情報>
『マッドマックス:フュリオサ』

5月31日(金) 公開

公式サイト:
https://wwws.warnerbros.co.jp/madmaxfuriosa/index.html

(C) 2024 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved.
IMAX(R) is a registered trademark of IMAX Corporation.
Dolby Cinema is a registered trademark of Dolby Laboratories.

すべての写真(12)を見る

© ぴあ株式会社