中国重慶市の太陽光発電、設置済み設備容量104万キロワット

中国重慶市の太陽光発電、設置済み設備容量104万キロワット

重慶市最大の設備容量を持つ屋上太陽光発電施設の一角。(資料写真、重慶=新華社配信/唐倩影)

 【新華社重慶5月20日】中国重慶市の太陽光発電設備容量は現時点で、設置済みが104万キロワット、建設中が73万キロワットに上る。2023年は太陽光発電設備容量が前年比で2.3倍に増え、全国3位となった。

 エネルギーシフトが進む中、太陽光発電は火力発電に次いで中国第2の電源となった。分散型太陽光発電建設の持続的な推進は、工業生産にグリーン(環境配慮型)エネルギーを供給し、電力コストを削減させ、省エネと二酸化炭素(CO2)排出量の低減を推進するだけではなく、夏の電力需要ピーク時間帯の電力供給確保にも寄与すると期待されている。

 市内で設置済みのエネルギー貯蔵プロジェクトは42件で、設備容量は95万キロワットに上る。23年に新設された充電設備は前年比40%増の9万2300基、電池交換ステーションは62カ所になり、全国の充電・電池交換モデル都市8カ所の2位に立った。

 同市経済情報化委員会電力処の担当者は「1~3月は例年、太陽光発電産業の閑散期だが、今年は年初以降、太陽光発電の系統接続規模が月間10万キロワットを超えた。第2四半期(4~6月)に入り、太陽光発電産業は繁忙期を迎えるだろう」と語った。

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