EA『アヴェウムの騎士団』がサブスク解禁…しかし購入すれば売上の100%が開発元へ?ブログ記事に気になる記載

EA『アヴェウムの騎士団』がサブスク解禁…しかし購入すれば売上の100%が開発元へ?ブログ記事に気になる記載

Electronic Arts(以下、EA)が販売するシューティングゲーム『アヴェウムの騎士団』の開発元であるAscendant Studiosは、現地時間5月15日に公開したブログ記事の中で「このゲームの購入に関する売上はすべてスタジオへ還元される」と明らかにしました。

この記事は、同タイトルがXbox Game PassおよびEA Playにて配信開始されることをアナウンスするものですが、下記のような内容が記載されていました。

当面の間、『アヴェウムの騎士団』の購入による純収入の100%は、私たちのスタジオに直接支払われます。

フルプライスやセールでゲームを手に入れたり、友達を紹介してゲームをチェックしてもらったり、ソーシャルにコンテンツを投稿したり、レビューを残してもらったりすると、そのすべてが私たちのスタジオをサポートすることになり、今後もより多くのゲームを作ることができるようになります。皆さんのサポートは本当に重要です。

その記載に基づいた内容が海外メディアのGame Developerで報じられましたが、本記事公開時点では売上金額の支払いに関する部分("For the foreseeable future, 100% of the net revenue from Immortals of Aveum purchases goes directly to our studio.")が削除されており、同スタジオがパブリッシャーであるEAとの間でどのような契約を交わしたか、詳細は明らかになっていません。

Ascendant Studiosは、2018年に設立された新興スタジオです。ファンタジーの世界を舞台にしたシングルプレイのFPSである『アヴェウムの騎士団』は、多額の開発費と5年の開発期間をかけて完成させた初のゲームタイトルで、2023年8月にリリースされました。

しかし同作の売上は伸び悩み、同年中には従業員の大半をレイオフする事態に。CEOのBret Robbins氏は、スタンダードエディションの70ドル(日本国内では8,700円)という価格設定が、売上の伸長に歯止めをかけてしまった可能性があると言及していました。

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