どうする?金沢の都心軸 開発へ向けた議論始まる 年度内に整備方針策定へ

金沢市の都心軸の開発を促進するため、関係者による議論が始まりました。

金沢駅から片町に至る都心軸では、金沢都ホテルの跡地や、日銀金沢支店の跡地利用など、課題が山積しています。

金沢市では、税制上の優遇などを受けられる都市再生緊急整備地域の指定を目指していて、2月には、内閣府が候補地域に設定しています。

きょうからその指定に向けて具体的なエリアや地域整備方針の素案を取りまとめるため、市や国、学識経験者らによる議論が始まりました。

対象のエリアでは、古い耐震基準の建物がおよそ半数を占めているほか、公共交通についてもサービスを維持しながら高めていく必要があるといった課題があります。

出席者からは、「金沢駅前に焦点を当てた方向性にすべき」という意見や、「能登半島地震を踏まえて防災的機能をどう持たせるのか」といった意見が上がっていました。

金沢市は、年度内に整備方針の素案をまとめ、国に申請したいとしています。

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