日本サッカー協会の田嶋幸三名誉会長が20日、理事を務める国際サッカー連盟(FIFA)の総会(タイ・バンコク)について説明した。
取材に応じた田嶋会長は、2027年女子W杯の開催地がブラジルに決定したことに言及。日本も31年の招致を目指しており、今後の対応策などについて語った。
また、3月に開催予定だった森保ジャパンの北中米W杯アジア2次予選の敵地での北朝鮮戦が、相手側の都合により突如中止となった件についても触れた。
「今回の理事会や総会でAFC(アジアサッカー連盟)の中では、一切触れられなかった。FIFAのほうでも触れられなかった」と全く話題にならなかったと指摘。ただ、AFCから最近になって2次予選の残りの試合が北朝鮮のホーム扱いでラオスで開催されることなどが突然発表されていることも踏まえて「とりあえずそこまでは(試合を)できる、そこまでやらすということは何か罰則を与えるわけでもないのかなと。何の説明もなく、その発表だけがこの1~2日で行われた」と困惑した様子を見せた。
そして「うちが通過したからいいというわけではないし、財務的なことについては今いろいろ考えて、ちゃんとした解決方法を見いだしてほしいということはやると聞いている。不利益を得た部分ですよね」などと協会としての対応を事務方などが協議しているとした。
北朝鮮に対してAFCは及び腰なのだろうか…。