Satawasin Staporncharnchai
[バンコク ２０日 ロイター] - タイ政府の予算局は２０日、２０２４年度予算の１２２０億バーツ（３４億ドル）増額を計画していると明らかにした。第４・四半期までに総額５０００億バーツを現金給付する計画の財源に充てたい考えだ。
政府は１カ月前に、遅れていた３兆４８００億バーツの予算を成立させたばかり。予算増額には閣議決定が必要だ。
エコノミストや元中央銀行総裁らは、この「ばらまき」政策は財政的に無責任だと批判。政府はこれを否定し、危機的状況にある経済を活性化させるために必要だと主張している。
政府の「デジタル・ウォレット」プログラムは、５０００万人に１万バーツずつデジタル・ウォレットを通じて給付し、６カ月以内に居住地域で使うことを条件とするもの。
