殺人容疑で再逮捕の男「実行役探せと言われた」 那須夫婦遺体遺棄

とちぎテレビ

那須町の河川敷で夫婦の焼かれた遺体が見つかった事件で19日、殺人の疑いで再逮捕された男が事件を主導したとみられる男から「実行役を探すように言われた」と供述していることが分かりました。

この事件は那須町で先月16日、会社役員の宝島龍太郎さん(55)と妻の幸子さん(56)の焼かれた遺体が見つかったものです。

警察は19日、事件の指示役の佐々木光容疑者(28)を殺人の疑いで再逮捕しました。佐々木容疑者は仲間と共謀して先月15日深夜から翌日の未明にかけて東京都品川区の空き家のガレージで宝島さん夫婦の首を締めるなどして殺害した疑いが持たれています。

捜査本部によりますと、佐々木容疑者はことし2月ごろ、福岡県から上京しました。その後、上野で客引きなどをしていた際、死亡した宝島さん夫婦が上野を中心に営む飲食店の経営会社でマネジャーだった関根誠端容疑者(32)と知り合ったということです。

佐々木容疑者は事件を主導したとみられる夫婦の長女と内縁関係の関根容疑者から「夫婦の殺害を依頼され、実行役を探すように言われた」と供述しました。また「上野でこれから仕事をするために断り切れなかった」「関根容疑者からおよそ100万円の報酬を受け取った」とも話しています。

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