ワンちゃんと白馬村の大自然へ ”ずっとふれあいながら”愛犬とバスツアー

コロナ禍で高まったペットブームを背景に、首都圏を中心にペット同伴の観光ツアーが人気を集めています。北陸でも愛犬と一緒に旅をする日帰りバスツアーが開かれました。

金沢市の旅行会社バケーションが企画した「愛犬と旅をしよう日帰りバスツアーイン白馬」。参加できるのは生後半年以上で、体重20キロ未満のイヌです。

フレンチ・ブルドッグやビション・フリーゼなどの愛犬を連れた家族連れやグループなど23人と21匹のイヌが、一緒に旅を楽しみました。

参加者の男性「息子がすごくバス好きなので、(愛犬と)一緒に行けるのってこんな時しかないので楽しみです」

バスの座席には不織布のカバーをかけ、乗車中イヌはマナーウエアを着用、衛生面にも配慮しました。人もイヌも快適なバスツアーにと、狂犬病などのワクチン接種やイヌの健康状態の確認など事前準備を万全にしての運行です。

添乗員・大谷奈緒実マネージャー「ポン太といいます。ポンちゃんと呼んでください。よろしくお願いいたします。添乗犬です。役に立ちませんが」

添乗員ならぬ「添乗犬」としてトイ・プードルのポン太が同行しました。

旅行会社ヴァケーション・大谷奈緒実マネージャー「北陸ではまだこういうわんちゃんのツアーというのは企画している旅行会社っていうのがないので、都会のようにバスツアーというのをぜひ北陸でも実現させたいなと思って企画しました」
参加者の男性「運転しないでも連れていってもらえるというので、イヌとちゃんとふれあいながら遊びに行けるところがいいところですね」

金沢を出発して3時間半、長野県白馬村に到着した参加者のお楽しみランチは、ペット同伴が可能な店で、長野名物のそばを食べます。

参加者の男性「おいしいです」

ペットの食事は飼い主が持参します。

食後は、店に併設されたドックランでひと休み。飼い主同士の出会いの場になっていました。

参加者の女性「バスツアーだったら、いろんなわんこも一緒にいて楽しくていいかなって」

いよいよ目的地へ。ペットと一緒に乗れるゴンドラリフトで向かいます。山頂に広がるリゾート施設、ペットと一緒に遊べると人気のスポットです。

アルプスの絶景を背景に記念撮影をしたり、森の中を散策したり、思い思いに自然を満喫しました。

参加者の女性「(イヌが)すっごい楽しそうです」
参加者の女性「もう最高、家族で来たからうれしい!わんこも一緒に来られて良かったです」

北陸にお目見えした愛犬と行くバスツアーは無事に開催し行程を終えました。旅行会社も手ごたえを感じていました。これも添乗役を務めたポン太のおかげでしょうか。

大谷マネージャー「すごくバスの中も全然吠えるわんちゃんもいなくて、すごく良い子たちばっかりでしたね。ポンちゃんお疲れ様!」

企画した旅行会社では、アンケートを取りさらにニーズを探りながら、10月に予定されている次のツアーにつなげたいと話していました。

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