黄振強氏「火炎瓶使用はテロ行為」

デモでの爆弾設置を共謀した屠龍小隊らの事件の公判が17日目を迎え、弁護側は検察証人で屠龍小隊の隊長である黄振強氏に対する反対尋問を続けた。5月17日付香港各紙によると、黄氏は、火炎瓶の使用はテロ行為とみなされると考えており、デモ中に少なくとも6回、警官や警察署に火炎瓶を投げたことを思い起こした。寄付提供者と話す際に銃器を欲しがっていることを意味する銃の絵文字を3つ送った。寄付の目標額は500万ドルであることを表明した。

先に黄氏は罪を認めるために弁護士が律政司と交渉したことを認め、律政司は黄氏が「所定の対象者に対する爆撃を共謀した罪」と「テロ行為を行うための財産提供または資金調達を共謀した罪」についてのみ罪を認めることを受け入れた。残りの容疑は、検察が作成した事件の概要に完全に同意する場合に限り保留することができる。

弁護側は、黄氏が12月8日の計画以外に、人々の殺害や爆弾の使用など他のテロ活動を組織したかどうかを尋ねた。黄氏は、10月1日の国慶節のデモでの約100本の火炎瓶使用を含め、「火炎瓶の使用はテロ行為といえる」と答えた。10月1日のデモでは数百本の火炎瓶が警察署に投げ込まれ、10月2日にデモ参加者が警官の発砲を受けた後、「復讐」として●湾の新界南警察本部に火炎瓶を投げ込んだこともある。ほかに旺角警察署、尖沙咀警察署、香港中文大学、葵芳などで火炎瓶を投げ込んだ印象が深いという。黄氏は、香港中文大学では前線から数百メートル離れたところで火炎瓶を無料で製造して前線に送っていた後方支援部隊があったと指摘。これら証言に基づくと、火炎瓶の購入には少なくとも50万ドルを使用したことになる。【●=草かんむりに全】

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