子どもたちの事故相次ぐ札幌 20日も中学生が乗用車にはねられる 登校中の児童に安全な歩き方など指導

道内では今月に入り通学中の事故が相次いでいます。札幌市東区で登校中の女子中学生が車にはねられる事故がありました。

20日午前8時ごろ札幌市東区伏古10条1丁目で、中学1年生の女子生徒が交差点を横断していたところ右から来た乗用車にはねらました。女子生徒は現場付近の中学校に登校中で、頭から血を流して病院に搬送されましたが会話ができる状態で命に別状はないということです。

現場は信号機のない交差点で車側に一時停止の標識はありませんでした。警察は乗用車を運転していた40代の女性から話を聞いて事故の原因を調べています。

札幌では通学中の事故が相次いでいて先週16日には、豊平区で小学4年生の西田倖さんが登校中に横断歩道を渡っていたところ、右から来たワゴン車にはねられ死亡しました。

相次ぐ事故を受けて札幌市内では、警察官や交通安全指導員らが登校中の児童に横断歩道を渡るときの注意点や安全な歩道の歩き方などを指導しました。

警察はドライバー側にも安全運転を呼びかけています。

吉田真之・札幌東警察署交通一課長)

「運転手の皆様には子どもたちを見かけたら飛び出しだとか危険を予測した運転、思いやりと譲り合いの心を持った運転を心がけていただければ」

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