井上尚弥 PFP1位をウシクに奪われ2位に後退 米誌「リング」のランキングで

2階級で4団体統一という快挙を達成したオレクサンドル・ウシク(ロイター)

ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(31=大橋)が、米国で最も権威ある専門誌「リング」の最新パウンド・フォー・パウンド(PFP=階級差のない最強ランキング)で1位から陥落し、2位に後退した。

井上は6日にルイス・ネリ(メキシコ)を6ラウンドTKOで勝利。「リング」のPFPで1位に返り咲いた。その直後から、WBA&IBF&WBO世界ヘビー級王者のオレクサンドル・ウシク(ウクライナ)が、19日のヘビー級4団体王座統一戦で、WBC同級王者タイソン・フューリ(英国)に勝てば、ウシクのトップ奪取と言われてきたが、実際にウシクが、クルーザー級に続く2階級で4団体統一という快挙を達成。最新ランクでトップに輝いた。

ただ、井上の1位を主張する声も根強い。今後も終わらない〝最強論争〟は続いていきそうだ。

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