【卓球】張本美和 自身の成長も実感も 打倒中国勢へ「どの選手にも対応できるような力を」

羽田空港で取材に応じた張本美和

卓球女子でパリ五輪団体代表の張本美和(木下グループ)は、自身の進化に手応えを感じている。

今月上旬のサウジ・スマッシュでは準々決勝で陳夢(中国)に敗れるも、堂々の8強入り。14日発表の最新の世界ランキングでは8位に食い込むなど、トップレベルでも活躍。20日の取材では「自分のランキングも上がったので、シードを取ることができたのが良かった。自分の実力の中でも、成長をすごい感じることができて、安定して試合を運ぶことができた部分は一番良かった」と手応えを語った。

その一方で、中国選手との差も痛感。「やっぱり中国のトップ選手は決まったと思っても決まらないのが当たり前のこと。選手の個性、特徴が全然違うので、戦い方も感じ方も全然違う」と振り返った上で「1球でも多く返すためにここに打ったら、ここに返ってくるかもしれないという準備をしたい。自分の実力を上げて、どの選手にも対応できるような力をつけていきたい」と意気込んだ。

この日はWTTコンテンダー太原(中国)に向けて、羽田空港から出国。「今は本当に目の前の大会を頑張るのが目標。パリ五輪は今持っている自分の力を全部発揮するために、今大会で自分自身を成長させられるように頑張って、パリ五輪で悔いが残らないように楽しく終わりたい」と抱負を述べた。

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