過密日程のなかで全仏オープンに向かうロディオノワを襲ったハプニング!「大阪に空港が2つあることを誰も教えてくれなかった」<SMASH>

女子テニスのアリーナ・ロディオノワ(オーストラリア/世界ランキング103位)が、公式インスタグラム(@arinarodio)で福岡からパリへの移動中に起きたハプニングを公開した。

4月22日から東京、岐阜、そして福岡で2大会と、計4週にわたって日本のITF大会に出場していたロディオノワ。そのうち2週目の岐阜と4週目の久留米(福岡)では準優勝に輝くなど好結果を手にした。

しかし喜びも束の間、5月19日の久留米決勝戦を終えると、現地20日から始まる全仏オープン予選出場のため、パリに向けたハードな移動が待っていたのだ。

この程公開されたインスタグラムのストーリーズ(24時間で消える機能)には、「髪を洗うのに7分(シャワーは時間制で、安くはない)。そして30分後には大阪行きの電車とパリ行きの飛行機に乗ろうとしている」と綴り、乱れた髪の自身の姿を添えた。おそらく彼女には髪を乾かしてケアする時間もなかったのだろう。
だが、そんなロディオノワに試練が待ち構えていた。

次の投稿では「誰も望まなかったアップデート」として、「明日のパリでの練習のために大阪で荷造りをし直しているの」と、ラケットが入ったキャリーバッグやボストンバッグを公開し、続けて「それと…大阪に国際空港が2つあることをなぜ誰も教えてくれなかったの?」と。なんと彼女は、関西国際空港ではなく大阪国際空港(伊丹空港)に着いてしまったことを明かしたのだ。

それでも「1時間のロスで済んだ。まだフライトに間に合うかもしれない」とあきらめず。次の更新では「みんな、間に合ったよ」と無事に搭乗したことを報告したのである。

また、「パリの練習に向けてウォームアップを始めたところ。この2週間で、他の選手と同じようにRG 2024(全仏)のテニスボールを投稿するのが待ちきれないわ」と、彼女らしいユニークな表現と携帯用マッサージガンでケアする様子を公開した。

毎週のように世界中を移動しながら大会に出場するプロテニス選手たち。そんな過密スケジュールのなかではハプニングも少なくはない。ロディオノワが無事にパリに着き、日本で手にした好感触を生かし、全仏オープンでは最高のパフォーマンスを発揮してくれることを願いたい。

構成●スマッシュ編集部

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