ハマ子育てを応援!/本物に触れる4日間「こども狂言ワークショップ」参加者募集

子育て中の家族を応援する「子育て家族のお役立ち情報」。このコラムでは、“聞いたことはあるけれど実はあまりよく知らない”という横浜市の新しい取り組みをはじめ、公園や施設などの新スポットも紹介していきます。子育て中の“困った”“知りたい”を解決するヒントにしてください。

お辞儀の仕方から指導

出典:リビング横浜Web

昨年のワークショップの様子

歌舞伎や文楽よりも古い歴史があり、600年以上も前から能と一緒に演じられてきた狂言。夏休み期間中、横浜能楽堂の主催で「こども狂言ワークショップ~入門編~」が開かれます。学校の教室では体験できない“本物”を学べる4日間です。

毎年夏休みに開催されている同ワークショップですが、まず、8/17(土)に狂言の名門・山本東次郎家による狂言「柿山伏」と「附子(ぶす)」を人間国宝の山本東次郎さんのお話付きで鑑賞します。その後、8/19(月)~21(水)の3日間で、狂言の実技を体験。講師は山本東次郎家の山本則重さんと山本則秀さん。足の運びや扇の使い方、謡(うたい)など狂言の基礎を3回にわたって教わります。正座をして先生に挨拶から始まるという同ワークショップでは、礼儀作法を学べることも特徴。お辞儀の仕方も丁寧に教えてもらえるそうです。

入門編の修了者は、希望すると来年冬に開催される「こども狂言ワークショップ~卒業編~」(有料)で、10回にわたる本格的な稽古を受けることも可能。さらに「卒業編」を受講すると「横浜こども狂言会」で稽古の成果を披露する機会もあるのだとか。狂言の装束をつけて、こどもだけで古典曲を一曲演じるという本格的な内容だそうです。

なお、横浜能楽堂は休館中のため、今年の会場は横浜市磯子区民文化センター 杉田劇場です。 奥深い古典芸能について学べる貴重な機会。ぜひ一度体験を。

「こども狂言ワークショップ~入門編~」

公演鑑賞

8/17(土) 14:00開演(13:00開場)

横浜能楽堂普及公演「こども狂言堂」

狂言 「柿山伏(かきやまぶし)」(大蔵流)山本則孝

狂言 「附子(ぶす)」(大蔵流)山本則重

お話 山本東次郎

会場 横浜市磯子区民文化センター 杉田劇場 5階 ホール(公演鑑賞)

申込方法はHPを確認

実技指導

8/19(月)~21(水)各日13:00~15:00

講師 山本則重、山本則秀(狂言方大蔵流)

対象 小学1年生から中学3年生まで

受講料 2000円(公演鑑賞料含む)

定員 25人

※応募者多数の場合は抽選

※抽選となった場合は、初めての人を優先

会場 横浜市磯子区民文化センター 杉田劇場 リハーサル室(実技指導)

申込方法はHPを確認

【問い合わせ】

OTABISHO 横浜能楽堂

℡ 045-263-3055

HP https://yokohama-nohgakudou.org/

「横浜移住サイト だから横浜で暮らしたい」

https://iju-sumu.city.yokohama.lg.jp/

「エリア紹介」から「子育て・教育」「住まい」「遊ぶ・愉しむ」など、横浜市在住者にも役立つ情報が満載。

出典:リビング横浜Web

狂言「柿山伏」(大蔵流)山本則孝 撮影:尾形美砂子

© 株式会社サンケイリビング新聞社