『コンチネンタルGT』が新開発V8採用の第4世代に進化。ベントレー、2024年6月の発表を予告

 イギリスのラグジュアリーカーブランドであるベントレーは、第4世代となる新型『Continental GT(コンチネンタルGT)』を2024年6月に発表予定であると明らかにした。

 2002年の初代登場から3世代にわたって販売されてきたコンチネンタルGTは、105年の歴史を持つ英国車ブランド再生の象徴であり、現代におけるベントレーを再定義するきっかけとなったモデルだ。

 大陸横断用の長距離クルーザーを意味する車名が与えられたこの4シータークーペの登場は、ベントレーの年間販売台数をわずか4年で1000台前後から1万台以上に押し上げるなど、同ブランドにとってドラマチックなものとなった。

 そんなコンチネンタルGTは2010年に第2世代が発表され翌年にデビューすると、2012年には6.0リットルW12搭載車に加え、4.0リットルV8エンジンモデルが新たに登場。3代目は新開発の専用プラットフォームをベースにエンジン、サスペンション、内外装などが一新されたうえで2018年に販売が開始された。

 これら歴代モデルの後を継ぐ第4世代は、引退を今夏に控えるW型12気筒エンジンの後継パワートレインである『ウルトラ・パフォーマンス・ハイブリッド』を搭載する最初のベントレーとして登場予定だ。V8エンジン+ストロングハイブリッドシステムで構成される同ユニットは最高出力782PSを発揮し最大トルクは1000Nmに達する。また、電気モーターのみで80kmのEV走行も可能となっている。

 さらに、トルクベクタリング機能付きアクティブAWDをはじめ、AWS、電子制御リミテッドスリップディファレンシャル、48V電動アクティブアンチロールコントロール、新型デュアルバルブダンパーなど、最新世代のシャシーテクノロジーが注ぎ込まれたまったく新しい『ベントレー・コンチネンタルGT』は、前述のとおり2024年6月に初公開される予定だ。

新V8パワートレイン『ウルトラ・パフォーマンス・ハイブリッド』を搭載する4代目ベントレー・コンチネンタルGTは、782PS/1000 Nmを発揮する

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