秋田市で発生した16日の強風被害 「ダウンバースト」か「ガストフロント」が起きたか 気象台が調査

秋田朝日放送

秋田市で16日に発生した強風被害について気象台は突風をもたらす現象「ダウンバースト」か「ガストフロント」が起きた可能性があるとしています。

気象台は、秋田市将軍野南で16日夕方に木が倒れた強風被害について、現地調査をしました。その結果、積乱雲から吹き下ろす気流が地面に衝突し突風をもたらす「ダウンバースト」かダウンバーストより広がりが大きい「ガストフロント」という現象が起きた可能性があるとしました。
当時、活発な積乱雲が通過中だったことや気温が急降下したり風の向きが変わったりする特徴的なデータが観測されたためです。ただ、倒木が1件で痕跡が乏しいため現象の特定には至りませんでした。
県総合防災課によりますと16日と17日の強風被害では2人が軽いけがをし、秋田市など5つの市で住宅13件に被害がありました。

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