ランボルギーニ、本社全体が博物館に…生産ラインにも60周年記念作品を展示

ランボルギーニの伊本社を博物館に変身させる「Dreamaway Lamborghini through the eyes of the world」展覧会

ランボルギーニは5月16日から、イタリア本社を「ミュージアム」に変身させる「Dreamaway Lamborghini through the eyes of the world」展覧会を開始した。工場見学ツアーの一環として、2025年初頭まで一般公開される予定だ。

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この展覧会は、ランボルギーニの60年間の革新とデザインを祝うために、2023年に製作された国際的に著名なアーティストによる作品を集めている。展覧会は、従業員や訪問者を対象にしており、5月18日の国際博物館の直前にオープンした。

ランボルギーニの60周年を祝うために各地で開催されたイベントで初公開された作品が、今や本社の中心部に戻り、再び注目を集めている。スプレーペイントやキャンバスに描かれた油絵、彫刻や写真など、各作品はユニークであり、イタリアのサンタガタ・ボロニェーゼの精神とアイデンティティを体現しつつ、アーティストの出身国の異なる文化も反映している。「Dreamaway」というタイトルは、夢を見ること、新しい道を旅すること、そして国際的な視点から遠くへ運ばれることを招待する意味が込められている。

作品は、物語の旅というアイデアに基づいて会社の異なるエリアに配置されている。ミュージアムの外には、会社のシンボルである鋳造されたブロンズ製の実物大の雄牛が訪問者を迎える。内部には、ランボルギーニ博物館に展示されている車両の象徴的なキャラクターを祝う作品から、生産ラインのダイナミックな雰囲気を喚起する大胆で鮮やかな色彩のキャンバスまで、さまざまな作品が展示されている。

素材や技法の選択も、作品の展示場所に影響を与えている。例えば、カーボンファイバーで作られた作品は複合素材部門に展示されており、エアブラシで手描きされたフードは、塗装工場の入り口に配置されている。

多様な二次元作品や彫刻があるにもかかわらず、すべての作品はブランドの象徴的な遺産と会社の未来志向のビジョンを呼び起こす「Driving Humans Beyond」というマニフェストに要約されているという。これは、限界、基準、慣習を超越し、未来の世代にインスピレーションを与えるというランボルギーニの使命を体現している。

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