絵本の魅力を作家が紹介 群馬・高崎市で「福ふくえほんふぇすてぃばる」 読み聞かせやワークショップ、親子連れが楽しむ

はらださん(左)とバッグ作りを楽しむ参加者

 親子で絵本に親しむイベント「福ふくえほんふぇすてぃばるinたかさき」が19日、全国の絵本作家15人を群馬県高崎市の群馬音楽センターに招き、初めて開かれた。ワークショップや読み聞かせ、音楽演奏などの企画を通して多くの親子連れが、心温まる絵本の魅力に触れた。

 屋外テントでは、葉っぱを使った切り絵やキーホルダー作りといったワークショップが行われた。絵本作家の岡田千晶さんとはらだよしこさん(同市)は2人でオリジナルエコバッグ作りのブースを出展。参加した親子がハリネズミやリス、キツネなど絵本に登場する動物のスタンプを押して無地の布をカラフルに彩っていた。

 富岡高田小1年の佐藤夢莉さんは鳥のスタンプを押したかわいらしいバッグを手に「お気に入りの物を入れたい」とほほ笑んだ。

 屋内ステージでは、読み聞かせやトークショー、絵本「100にんのサンタクロース」で知られる谷口智則さんのライブペインティングなどを実施。サイン会もにぎわった。

 親子交流イベント実行委員会が主催し、ベーグル専門店を運営する福ベーグル(同市)が協力した。野崎咲彩実行委員長(25)は「今後もさまざまな作家さんにご協力いただき、親子で楽しめる時間を作りたい」と話した。

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