大相撲「親方トークイベント」に登壇! “スイーツ親方”芝田山親方が語る甘くない相撲の世界と甘~いスイーツ話

新小結・大の里が快進撃を続ける大相撲夏場所・8日目を迎えた5月19日に、“スイーツ親方”の愛称で親しまれる芝田山親方(元横綱・大乃国)が、東京・両国国技館内の相撲博物館で行われた「親方トークイベント」に登壇。現役時代の思い出や大好きなスイーツについて語った。

盛大な拍手で迎えられた芝田山親方。相撲博物館で開催中の展示にちなんで、横綱が土俵入りの際に腰に締める縄の打ち方や、土俵入りの型「雲龍型」と「不知火型」の違いなどを丁寧に解説した。綱打ちの一番の楽しみは「毎回、取っていたそば屋の出前」と角界きっての食通らしい一面ものぞかせた。

また、かつて自身が平幕に落ちた際の「周囲からの風当たりは風速60m/sくらいだった」という経験談も踏まえ、力士たちが抱えるプレッシャーや苦労についても言及。「大関、横綱は勝たなきゃいけない。前に進むしかない」と力説した。「技や力だけでなく、力士たちの心情を想像しながら見ると相撲の楽しさが広がる」と観戦のヒントも話した。

そして、締めは、やはりスイーツのこと。「これからの季節はフルーツ。サクランボ、ブドウ、メロン。マンゴーなどのタルトやゼリーが楽しみですね♥」とにっこり。季節のフルーツを使っているスイーツ店として、“しっとりとして粉っぽくなく飲み物がなくても食べられるパウンドケーキ”が有名な「コロラド」を紹介しつつも、「お菓子の値段も上がっている……かといってお菓子屋さんがもうかっているわけでもない」とぼやき節。

ちなみに、自身がプロデュースし、人気を博していたスイーツ売店がなくなったことについて、「コロナ禍にお茶屋が閉まっていたので、臨時的に開いていたお店なので」と説明した。最後に、そのスイーツ売店で提供していたミレービスケットと、北海道限定の北サブレを全員にお土産として配布。トークも内容もりだくさんで観客を大いに喜ばせた。

なお、両国国技館内には、ここでしか入手できない「大相撲ガチャ」や新登場の「大相撲クレーンゲーム」のほか、一緒に写真が撮れる力士たちのパネル、歴史を追った展示も充実している。連日、満員御礼でチケットはなかなかとりづらい状況だが、相撲好きならぜひ丸一日、満喫してみてほしい。

大相撲五月場所

<開催期間>2024年5月12~26日
<放送>NHK BS 午後1:00~/NHK総合 午後3:00~ ※生中継ほか
<配信>インターネット配信【ABEMA大相撲】

相撲博物館「雲龍型と不知火型」展

<開催期間>2024年5月12日~8月22日
<開館時間>
本場所中・引退相撲開催日(5月12日~26日、6月1日) 午後0:30~4:00(最終入館・午後3:30)
本場所以外(5月28~31日、6月3日~8月22日) 午前10:30~~4:00(最終入館・午後3:30)
※休館日がございます。必ず公式サイトでスケジュールをご確認ください。
※大相撲本場所および引退相撲、花相撲の開催日については入場券が必要。

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