砥部町出身の大森研一監督がメガホン!“廃墟ホテル”舞台にミステリー映画を撮影

舞台は廃墟ホテルです。砥部町出身の大森研一監督がメガホンを取るミステリー映画の撮影が今治市で行われています。

真っ暗な階段を恐る恐る降りていく4人。

キャスト:

「こっちだな。岩風呂って書いてある」

背筋が凍りつくような薄暗く、不気味な空間のなか行われているのは…。

監督:

「よーい、スタート!」

実はこれ、今治市の鈍川温泉にある建て替えを控えた廃墟ホテルを活用して行われている映画撮影です。

映画のコンセプトは「SDGsな映画づくり」。キャストの衣装や小道具も市内の企業が運営する中古品の買取・販売を行う店舗で売れ残った商品が使われています。

脚本・監督は、砥部町出身の大森研一監督が務め、ガールズバンド「きみとバンド」のメンバー、大野真依さんと清原梨央さんが参加しています。映画は廃墟ホテルで行方不明になったユーチューバーの兄を探すため、弟が仲間たちと廃墟ホテルに潜入するというストーリーです。

大森研一監督(砥部町出身):

「スタッフもキャストもオール愛媛で撮っていますので愛媛パワー、鈍川パワーが外にとにかく伝わって、鈍川温泉にたくさん人が集まってきてほしい」

映画は年内の完成を目指していて、国内の映画館での上映や海外の映画祭への出品を予定しているということです。

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