【注意】「あっ!」道路にかかれたシンプルな表現 一般的ではないこの表示の狙いは? 鳥取県鳥取市

ドライバーの注意をひくために欠かせないのが道路の標示です。鳥取市には、一般的な表示ではなく、あるシンプルな表現で注意を引く道路があります。その狙いを取材しました。

取材班が向かったのは、鳥取市岩吉の道路。そこに書かれていたのはー。

三ツ國陽介 記者

「緩やかなカーブが続く道ですが、”あっ!”と大きく道路に書かれた表示があります」

道路にかかれた「あっ!」というシンプルな文字。標示があるのは、JRの線路をまたがる橋を超えたあとに続く交差点。道路の標示といえば、「止まれ」や前方に横断歩道などがあることを伝える「ひし形マーク」などが一般的です。そうした中で一体なぜこのような文字を道路に書いたのでしょうか。

鳥取市道路課 三牧禎利 主任

「長い下り坂でスピードが出やすいということで、減速マークをかいていましたが、効果が見られないということで永続的な効果が出るようなものがないかなというところでやはり路面標示かなと」

この交差点には信号機がなく、特に朝夕のラッシュ時には交通量が多いというこの道路。制限速度は40キロで減速の標示はありますが、効果が薄かったためインパクトのある表示にしたといいます。実際に近くをよく散歩するという人はー。

住民

「道路が狭いですし、大型のトラックも結構走るところなので、ガードレールはありますが巻き込まれそうで。通学道路にかかる部分もあるので注意してもらいたいです」

去年2月にこの標示ができて以来、事故は発生していないというこちらの道路。「あっ!」という前に注意をしながらの運転を心掛ける必要があります。

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