“鈍川温泉でミステリー映画” 愛媛出身・大森監督の新作映画の撮影始まる 解体前のホテルが舞台

愛媛県砥部町出身の大森研一監督による、新作ミステリー映画の撮影が始まりました。

今治市の鈍川温泉で20日に行われた映画『夢湯』の撮影。
オカルト系ユーチューバーの男性が行方不明となった兄の捜索を兼ねて仲間とともに休業中のホテルで動画撮影を行う物語で、ロケ地は全編、鈍川温泉です。

物語の中心となるのがリニューアルに向けおととし8月から休館中の鈍川温泉ホテルです。
建物の解体前に作品の舞台として活用されることになりました。

メガホンを取る砥部町出身の大森研一監督のほか、愛媛発のガールズバンド「きみとバンド」の清原梨央さんと大野真依さんも出演するなど、オール愛媛で作る作品となります。

大森研一監督
「新たに作るのではなく実際にあるものを舞台として物語の中に反映させられたので、臨場感が出るミステリー作品になるのではないか」

清原梨央さん
「私は怖いのが苦手なので、実際の場所で撮影すると聞いてドキドキしていて。頑張ってワクワクするように演じている」

大野真依さん
「私たちもこういう場所があるんだと知れて、普段愛媛外で活動しているので県外の方にも(鈍川温泉が)広まっていけば」

鈍川温泉のPRも期待されるこの作品の公開時期は未定ですが、海外の映画祭への出品も視野に、県内外の劇場での上映を目指しています。

© 株式会社あいテレビ