ChatGPTのSkyはスカーレット・ヨハンソンの声ではない。OpenAIが声明

by 宇都宮 充

ChatGPTでは現在5つのボイスが選べる

OpenAIは19日、AIチャットボット「ChatGPT」のボイスの選定に関する情報を公開。その中で、ChatGPT上で選べるボイス「Sky」について、俳優スカーレット・ヨハンソン氏の声ではなく、別の俳優によるものであると説明した。

ChatGPTでは現在、音声読み上げをする際の音声として5つのボイス(Breeze、Cove、Ember、Juniper、Sky)が用意されているが、このうちSkyのボイスが、スカーレット・ヨハンソン氏に似ているといった声が挙がっていた。OpenAIはリリースの中で、Skyの声は同氏のものではなく、同社が契約した別の女性俳優の声を使って収録したものであると説明。なお、プライバシー保護の観点から名前は明かせないとしている。

ChatGPTにおける声優の選定については主に、多様な経歴を持つ、または複数の言語を話せる役者であること、時代の変化の影響を受けにくい声であること、信頼感があり親しみやすい声であること、豊かな声色でカリスマ性や温かさなどが感じられる声であること、自然で聞き取りやすい声であることが基準になっているという。

同社が先日発表したGPT-4oでは、音声でより自然な対話を可能にする新しいボイスモードが今後数瞬間のうちに提供される予定。また、新しいボイスも今後導入していく予定だとしている。

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