中村獅童×尾上菊之助が共演 『あらしのよるに』十二月大歌舞伎で上演

すべての写真(3)を見る

『あらしのよるに』が、2024年の東京・歌舞伎座12月公演『十二月大歌舞伎』の第一部で上演されることが決定した。

きむらゆういち原作の絵本『あらしのよるに』(講談社刊)は、1994年の発売以来高い人気を誇り、続編を含めた累計発行部数は350万部を超えるベストセラーシリーズ。狼だけど気のいいがぶと、愛らしくも芯の強い山羊のめいとの秘密の友情が描かれる。

2015年9月には京都・南座で歌舞伎の舞台として上演され、絵本の世界観はそのままに、狼と山羊の迫力満点の立廻りや圧巻の群舞、義太夫や長唄など歌舞伎ならではの演出や技法が随所に取り入れられ、大きな話題に。その後、2016年12月に歌舞伎座、2018年11月に福岡・博多座と、各地で上演を重ねてきた。

今回の出演者には初演時から狼のがぶを演じ続けてきた中村獅童、そして近年『マハーバーラタ戦記』や『風の谷のナウシカ』『ファイナルファンタジーX』など新作歌舞伎にも意欲的に取り組んでいる尾上菊之助が名を連ねた。演出・振付は藤間勘十郎、脚本は今井豊茂がそれぞれ務める。

<公演情報>
歌舞伎座『十二月大歌舞伎』

公演日程:2024年12月3日(火)~26日(木) ※休演:11日(水)・19日(木)
会場:東京・歌舞伎座
上演演目:第一部『あらしのよるに』(午前11時開演予定)ほか

すべての写真(3)を見る

© ぴあ株式会社