内村光良「白石麻衣のつもりで」高山一実と西野七瀬が揃う舞台挨拶で笑いを誘う

撮影・村上順一

高山一実、結川あさき、西野七瀬、内村光良が先日、都内で行われた映画『トラペジウム』公開御礼舞台挨拶に出席した。

2018年に単行本化された高山一実による青春小説のアニメ映画化。アイドルを目指す高校生・東ゆうが、東西南北の美少女を集めながら自らの夢に向かって進む姿を描く。

高山と西野が揃った舞台挨拶の冒頭で「白石麻衣のつもりで頑張ります」と笑いを誘った内村。

劇中では、西野と同じく観光ボランティアのおじいさんの一人、伊丹の声を演じたが、「6カ国語を話す通訳ボランティアという役でしたが、結果、英語などを話すことなくアフレコが終わってしまいました」と回顧。

更に「おじいさんの役は初めてだったので、監督からは『もっとおじいさんに!もっとおじいさんに!』とディレクションされたりしましたね」と収録を振り返り、再び会場を笑わせた。

また「オープニングで『高山一実』の名前が大きく出た時に、ここまで来たか!と思いました」としみじみ。

続けて「南房総をイメージした街並みとか、光とか、絵がすごくきれいですよね。それから僕は、車いすの少女が遠慮がちにゆうに『おねえちゃんがこれを着て』とアイドルの衣装を手渡すシーンで泣いてしまいました。ラストにも繋がるいいシーンなんですよね」と好きなシーンについて熱弁した。

更に「ゆうは舌打ちするんだよね。王道ではない異色のヒロインで、今までにない新しさだなと思いました」と、斬新なヒロイン像についても語った。

これに対し、ゆうの声を演じた結川が「何度か舌打ちのシーンが出てきますが、アフレコでリテイクはなかったので、私は舌打ちが得意だったみたいです(笑)」と会場も大盛り上がりとなった。

原作を読んだという内村。「小説家として物語の構成が上手いと感じました。あとちょっと毒がある人なんだなと(笑)。乃木坂46のときにはでてこなかった内面も出てきているんじゃないかなと思いました」と一筋縄ではいかないストーリーを称賛。

ゆうはどこか高山に似ている部分もあると内村だからこそわかるキャラクターの魅力を話した。

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