群馬・安中市など4県で強盗 押収した車を捜査

群馬県安中市など関東近郊で相次いだ強盗事件で、4県警の合同捜査班は、20日、窃盗未遂などの容疑で逮捕・送検したベトナム国籍の男2人の関係する場所から刃物の様なものを押収したと発表しました。

関東近郊では、5月8日、安中市松井田町五料の住宅で70歳の男性が両腕を縛られ財布などを奪われたほか、栃木、長野、福島でも同様の強盗事件が連続で発生しています。

警察は、栃木県で起きた事件の被害者名義のキャッシュカードを使い現金を引き出そうとしたとして窃盗未遂の疑いでベトナム国籍のホアン・フー・ホア容疑者(25)を、入管難民法違反の疑いで一緒にいたベトナム国籍のマイ・バン・シー容疑者(23)をそれぞれ逮捕・送検しています。

20日は、栃木県の日光警察署で容疑者立ち合いのもとホア容疑者が乗っていた車が捜索され、指紋の採取などが行われました。

調べによりますと、この車に似た車が4県の防犯カメラに映っていたことやナンバープレートを何度も付け替えながら移動していたことが分かっています。また、警察は逮捕した2人の関係する場所から刃物のようなものを押収したと発表しました。なお、それぞれの現場に似た足跡が残されていたことが捜査関係者への取材で新たにわかりました。

合同捜査班は、同一人物が車で移動しながら強盗を繰り返していたとみてさらに詳しく調べることにしています。

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