教育旅行で訪れたインドネシアの中学生が佐野市でラーメン作り体験 イスラム教徒対応のレシピ

とちぎテレビ

インドネシアの中学生たちが5月20日、教育旅行の一環として佐野市を訪れ、ラーメン作りの体験を行いました。

佐野市を訪れたのはインドネシアのジャカルタにある中学校「ニザミア アンダルシア学校」の2年生69人です。生徒たちは市内のラーメン店「佐よし」でラーメンと餃子、おにぎりを手作りしました。

インドネシアは国民のほとんどがイスラム教徒で、豚やアルコールを含む食べ物が禁じられています。今回作ったラーメンでは、チャーシューを焼いたお麩で代用し、発酵の過程でアルコールが発生しない醤油を使用するなど、イスラム教徒も楽しめるものになっています。

佐野市が力を入れる事業の一つであるクリケットが盛んな国の中には、イスラム教徒が多い国もあることから、外国人観光客の中でもイスラム教徒の誘客に特に力を入れています。

この取り組みを通して生徒たちに佐野市の魅力を伝えるとともに、イスラム教徒の観光客に対応できるまちづくりに繋げたいということです。生徒たちは、麺を竹で打つ、餃子を一つ一つ包むなど初めての体験に目を輝かせていました。

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