大谷を見たすぎてLAファンに“異変” 今季No.1集客、大谷の日、そして劇打…米国が驚いた特別な4日間

レッズ戦、サヨナラ打を放つドジャースの大谷翔平【写真:Getty Images】

レッズとの4連戦は“大谷まつり”

米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は19日(日本時間20日)、本拠地レッズ戦に「2番・DH」で出場し、4打数2安打1打点で3-2の勝利に貢献。延長10回に移籍後初、自身4年ぶりのサヨナラタイムリーを放った。16日(同17日)からの4連戦は、まさに“大谷まつり”。今季、10年総額7億ドル(約1014億円=当時)でドジャース入りしたことが大きな話題を呼んだが、米メディアは「ドジャースが払おうとした全額に値する」と振り返っていた。

16日の第1戦は、先着4万人に大谷翔平投手のボブルヘッド(首振り人形)が配布され、中には1700体のビジターユニホームを着たモデルも混ぜられていた。平日にもかかわらず球場周辺には長蛇の列ができ、今季メジャー全体で最多の5万3527人が集結した。この日の試合前には気と闘う少年にサプライズで対面。始球式では捕手も務めた。

翌日には、ロサンゼルス市役所に招かれ、5月17日を「大谷翔平の日」とするセレモニーに参加。異例中の異例の待遇を受けると、その日の試合では今季13号となる2ラン本塁打を放った。18日(同19日)はムーキー・ベッツ内野手の休息日に伴い、今季初めて1番で先発。最終日の19日(同20日)にはサヨナラ安打を放ち、延長まで球場に残ったファンを熱狂させた。

米ヤフースポーツは、大谷のボブルヘッドを求めたファンの行動に注目した。「ドジャースタジアムは試合が始まってしばらくたたないと席が埋まらないと評判」と日常を説明。「オオタニのドジャース1年目の評判は球界では見ないような稀な次元に達している。球場入口への列は、その具体的な証拠かもしれない」と、ドジャースファンの行動すら変えてしまう驚きを回顧していた。

4連戦を締めくくった4年ぶりの一振りには、米専門メディア「ドジャース・ネーション」が注目。公式Xで「ショウヘイ・オオタニは、4季ぶりのサヨナラ安打で延長のために球場に残ったファンへ感謝を伝えた! この男はスーパースターの定義そのもの。ドジャースが払おうとした全額に値する。我々は孫に聞かせるだろう」と感服した。

ドジャース公式ブログ「ドジャース・インサイダー」も「オオタニが特別な週末にサヨナラ安打」との見出しで4連戦を総括。「ショウヘイ・オオタニ満載の週末。彼は、ドジャースの一員としての初サヨナラ安打という、さらなる記録を打ち立ててそれを締めくくった」と説明した。さらに、大谷関連イベントの数々を振り返り。サヨナラは「週末での最後の見せ場だった」と伝えていた。

THE ANSWER編集部

© 株式会社Creative2