災害時にも活用できる移動型「コンテナホテル」と甘楽町が協定を締結 群馬

移動型の避難所などとして利用できる「コンテナホテル」を展開する会社と群馬県甘楽郡甘楽町が、災害時などにホテルを優先的に使用できる協定を結びました。

20日は甘楽町の茂原町長とコンテナホテルを展開している千葉県の「デベロップ」の山岸栄作上席執行役員が協定書を取り交わしました。デベロップは21日、40棟のコンテナ型の個室が並ぶ「HOTEL R9 The Yard 甘楽」を町内にオープンさせます。

県内では8カ所目で、普段は観光客向けの宿泊施設ですが、コンテナ型の個室には車輪が取り付けられ、災害の発生時などには移動型の避難所や診療所として利用できるため「レスキューホテル」と名付けられています。東日本大震災をきっかけに、災害時に安心安全な空間を提供したいという想いで開発され、これまでに新型コロナウイルスの臨時診療所などとしても利用されているということです。

20日は内覧会も行われ、茂原町長や町の職員らがホテルの設備などを見学しました。

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