佐世保市が「置き配バッグ」を無料配布へ “再配達”の削減に一役【長崎県】

再配達の軽減に一役買います。

佐世保市は宅配便を手渡しせずに配達する「置き配」専用のバッグを長崎県内で初めて市民に無料で配布します。

市民に配布するのは、佐世保市のオリジナルデザインが施された置き配専用バッグです。

KTN記者
「バッグは玄関などのドアにワイヤーで固定することができ、南京錠の鍵を使って閉めることもできる。宅配された荷物が盗まれるのを防ぐことができ、安心です」

コンパクトなバッグはドアノブなどに吊り下げることができます。

最大容量は57リットルで、バッグには専用の鍵も付いています。

自宅に居るか居ないかに関わらず宅配された荷物を受け取ることができる「置き配」は、再配達を軽減する対策のひとつとされています。

宅配ドライバーの労働時間に上限が設けられる「2024年問題」や再配達による温室効果ガスの排出削減が目的です。

佐世保市ゼロカーボンシティ推進室 加隈伶旺主事
「ただ荷物を入れるだけじゃなくてしっかりロックもあるし、撥水加工されているので荷物も安心して守れる。置き配バッグを通じて、一人ひとりが小さなことからでも
いいので、佐世保市の地球温暖化対策のために、何か日頃から考えていただけたらと思っている」

バッグは希望する1500世帯に無料で配布しますが、市内在住で月に2回以上、宅配便を受け取っていることなど、応募には条件があります。

申し込みは6月10日までで、2024年8月にバッグを配る予定です。

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