登校中の事故相次ぐ 女子中学生はねられ搬送 顔から出血 通学路で交通安全呼びかけ 札幌市

札幌市東区の交差点で20日朝、女子中学生が乗用車にはねられ病院に搬送されました。

札幌では登校時間帯の事故が相次いでいて、警察などが交通安全を呼びかけています。

事故があったのは、札幌市東区伏古10条1丁目の市道交差点です。

午前8時ごろ、学校へ行くため交差点を南方向へ渡っていた中学1年の女子生徒が、右から来た乗用車にはねられました。

女子中学生は顔から出血し病院に搬送されましたが、意識はあり軽傷です。

警察によりますと、現場の交差点には信号機はなく、乗用車側の道路には一時停止の標識もなかったということです。

札幌では先週、豊平区でも登校中に信号機のある横断歩道を渡っていた小学4年生の西田倖さんが、ワゴン車にはねられ死亡する事故がありました。

通学時間帯の事故が相次いでいることをうけ、札幌市東区の通学路では20日朝、子どもたちの登校時間に合わせて、警察と地域のボランティア団体が交通安全を呼びかけました。

(札幌・東警察署 吉田真之交通第一課長)「(横断歩道を)渡る前に、もう1回だけ右左見て、車や自転車が来ていないかを確認してから渡ってもらえるとうれしい」

警察は、ドライバーにもスピードダウンを心がけ、緊張感をもって運転してほしいと注意を呼びかけています。

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