田植えシーズン真っただ中 去年大雨被害の秋田・五城目町でも 復旧半ばで見えてきた問題も

秋田朝日放送

秋田県内各地で田植えが行われています。去年7月に大雨被害にあった五城目町でも田植えが始まりましたが、まだ例年通りとはいかないようです。

去年7月、大雨で3つの川が氾濫し住宅地や農地など広い範囲が浸水した五城目町では、20日も町のあちこちで大雨の被害にあった田んぼの流木や土砂などを撤去する作業が行われていました。田植えに間に合うようにと作業が進められていますが、浸水範囲が広く1割から2割の農地の復旧が終わっていません。町では今月中に復旧のめどをつけたい考えです。
田んぼと畑合わせて95haを所有する農事組合法人「山ゆり」はおよそ4割の農地が水に浸かりました。多くの農地で復旧工事が終わり、ゴールデンウィーク明けに田植えを始めることが出来ましたが、ある問題も見えてきています。田んぼに溜まった土を取り除くだけでは直せない高低差が生じてしまっています。また今年の雨への不安も抱き続けています。

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