輪島・珠洲・七尾巡る…大黒摩季さんが歌声で被災者にエール「涙や心の毒吐き出して 私が全部受け止める」

パワフルな歌声で被災者にエールを送りました。シンガー・ソングライターの大黒摩季さん。この週末、能登半島地震で大きな被害を受けた輪島市・珠洲市・七尾市をめぐり被災者を元気づける歌声を届けました。

5月17日に県内入りした、シンガー・ソングライターの大黒摩季(おおぐろまき)さん。週末に被災地をめぐり、横浜市で4月に開いたチャリティーライブの収益金などを届けました。

このうち輪島市では坂口市長と面会し、500万円の義援金を手渡しました。

大黒摩季さん:
「(輪島市は)大好きな町で亡くなった母が輪島塗が好きで「輪島塗貯金」をしていたくらい。(輪島塗が)欲しくて。器ひとつも大事にしていたからだから私にとっても大好きな町で。こんなに、本当は応援しているんだよ忘れてないよというのを伝えたかった日本中が応援しているよって」

輪島市・坂口市長:
「自分たちの地域だけが忘れられているんじゃないかと皆さんそう思ってしまうのですが、そうやって伝えていただけると本当に皆さん元気が出ると思います」

このあと大黒さんは輪島市内のライブ会場へ。

大黒摩季さん:
「ありったけのエネルギーを音楽で届けますのでキャッチして未来をもう一回、切り開く力にして下さいね。思う存分、涙や自分の心の毒を吐き出してください。私が全部受け止めます。それを後でエネルギーに変えてまた、お返しします。それがアーティストであり、歌い手です。」

大黒さんはヒット曲「夏が来る」や「ら・ら・ら」のほか、「上を向いて歩こう」など9曲を熱唱。会場に集まった市民など約2000人が大黒さんの力強いパフォーマンスに歓声を上げました。

ライブを聴いた人:
「元気が出ました熱くなりました」
「本当にありがたいなと思う音楽聞いて元気になりましたから」

大黒摩季さん:
「私も楽しく、現場の皆さんも楽しく、人生が歩き出すまでお付き合いしようと思っています「人類みな親戚」です」

© 石川テレビ