知人男性の太ももを包丁で刺し殺害 44歳の男に懲役14年「口論で殺意」「準備した包丁で一方的に激しい攻撃」 福岡地裁

去年6月、福岡市東区の路上で、知人男性の太ももを包丁で刺して殺害したなどの罪に問われている男に対し、福岡地方裁判所は20日、懲役14年の判決を言い渡しました。

殺人と銃刀法違反の罪で起訴されているのは、福岡県春日市の解体作業員、白水義人被告(44)です。

起訴状などによりますと、白水被告は去年6月、福岡市東区の路上で、知人の諫山竜弥さん(当時43)の太ももを包丁で複数回突き刺し、失血死させたなどの罪に問われています。

白水被告は5月8日の初公判で包丁の所持については認めた一方、殺意については否認していました。

20日、福岡地裁の鈴嶋晋一裁判長は「口論の末、被告は被害者に対して強い怒りを覚え殺意を有していた」と指摘し「あらかじめ準備した包丁で、一方的に激しい攻撃を与えている点は悪質」として白水被告に対し懲役14年の判決を言い渡しました。

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