SNS型投資詐欺被害相次ぐ 守谷の男性2340万円、水戸の女性800万円 茨城

茨城県警本部=水戸市笠原町

茨城県警は20日、交流サイト(SNS)を通した投資詐欺で、同県守谷市の男性(65)が約2340万円、同県水戸市の40代女性が800万円を、それぞれだまし取られたと発表した。県警はいずれもSNS型投資詐欺として調べている。

県警取手署によると、守谷市の男性は3月、インスタグラムで「3万5000円で投資」などという広告をクリック。投資サイトからの指示に従って口座を開設した。

その後、「ジェゾ」を名乗る人物からサイト上で指定銘柄を購入するよう求められるとともに、「ランクアップするとボーナスがもらえる」「金額が増えれば配当金も増える」などのメッセージも受け取り、3~4月に計11回にわたり現金を振り込んだ。

県警水戸署によると、女性は3月、携帯電話に「投資ノウハウセミナー」というLINE(ライン)グループに招待するメッセージが届き参加。同グループ内では、投資アナリストの江原淳一郎さんを連想させる「えはらじゅんいちろう」と名乗る者から勧められて投資用の口座を開設し、150万円を振り込んだ。

その後も為替トレーダーを名乗る人物から「明日の先物取引市場は相場が非常に良い」などと追加投資を勧められ、4月に指定口座に計8回にわたり現金を振り込んだ。

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