電動キックボードを通勤に利用する場合は自賠責保険へ加入しなければならない?
電動キックボードを用いて職場に通勤する場合、自賠責保険への加入義務があります。2024年4月1日から電動キックボード用の区分として「特定小型原動機付自転車」が新設されました。
通勤時に利用する場合は自賠責保険の加入に加えて、以下の装備が必要なことも覚えておきましょう。
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・ウインカーの装備
・ヘッドライトの装備
・クラクションの装備
・最高速度表示灯の装備
・ブレーキの装備
・リフレクターの装備
・ブレーキランプ・テールランプの装備
・ナンバープレートの装備
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電動キックボードの自賠責保険料
電動キックボードの自賠責保険料は12ヶ月単位での契約が必要です。損害保険料算出機構の「自動車損害責任賠償保険基準利率」によると、自賠責保険料に関して表1のように設定されています(離島以外の地域)。
表1
※損害保険料算出機構「自動車損害責任賠償保険基準利率」を基に筆者作成
自賠責保険料は、複数年分をまとめて支払うと安く済みます。12ヶ月分と60ヶ月分では実に2万1210円の節約になるため、できるだけまとめて支払うのがおすすめです。
自賠責保険の補償内容
自賠責保険(共済)の加入により受けられる補償内容は、表2の通りです。
表2
※国土交通省「電動キックボードの自賠責保険・共済」を基に筆者作成
自賠責保険の補償は被害者1人につき支払われます。万が一1つの事故で複数の被害者が出た場合、それぞれに適用可能です。なお、物損事故に対する補償は設けられていません。
電動キックボードの自賠責保険に加入しなかった場合のリスク
電動キックボードの自賠責保険に加入しなかった場合のリスクとして、被害者への支払金額が高額になる点が挙げられます。自賠責保険では被害者に対して、最大4000万円(後遺障害の場合)の補償が適用可能です。
もし自賠責保険に加入していなければ、これらの支払いを自分自身で行わなければなりません。
また、自賠責保険に加入していない状態で運転していると、処罰の対象になります。1年以下の懲役または50万円以下の罰金に加え、免許停止処分が伴うため注意が必要です。
自分を守るためにも、自賠責保険へは必ず加入しておきましょう。
電動キックボードを通勤で使うなら自賠責保険の加入が必須
電動キックボードでの通勤を考えているなら、自賠責保険への加入は必須です。加入せずに通勤へ使用したり公道を走ったりするのは、法律違反となるため注意しましょう。
電動キックボードの事故件数は、年々増加しています。自賠責保険への加入はもちろんですが、大きな事故を起こさないためにも、安全運転を心がけてください。
出典
国土交通省 電動キックボードの自賠責保険・共済
国土交通省 もしも、自賠責保険・共済に加入していないと
損害保険料算出機構 自動車損害責任賠償保険基準利率 3ページ
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー