ずん飯尾、コンビ解散危機の過去を告白 やすは改心させてくれた後輩の元芸人に感謝「ゲンコツをくれてなかったら」

発売記念イベントに登場したずん・飯尾和樹(左)とやす【写真:ENCOUNT編集部】

キャイ~ンとずんは“ほぼ同期”

お笑いコンビ・ずんの飯尾和樹とやすが20日、都内で行われたエッセイ集『キャイ~ン ずん 作文集 ほぼ同じで、ぜんぜん違う』(徳間書店)の発売記念イベントに、お笑いコンビ・キャイ~ンの天野ひろゆき、ウド鈴木とともに出席。イベント前に取材会に応じた。

本書は、同じ事務所に所属する“ほぼ同期”の仲よしコンビ、キャイ~ンとずんのメンバー4人によるエッセイ集。下積み時代の東京・錦糸町、三軒茶屋、五反田をめぐるツアーや、やすの生まれ故郷である宮崎、さらに歴史と美味しいものを求めて、福島・会津の旅など、修学旅行の学生さながら、4人一緒の旅を実施。その土地土地で繰り広げられる珍道中と漫才さながらの座談会を掲載。また、4人それぞれの幼少期から出会い、芸人デビュー、売れたきっかけ、活動、芸能界の交遊など、知られていることから知られていないことまでまとめた作文集。

本書の制作を通して相方の知らなかった一面を発見することはあったか尋ねられると、飯尾は「2人(天野とウド)は(作文を通して)こういう考えしていたんだって思ったんだけど、やすは俺のこと一言も書いてないんですよ」と不満げな表情を浮かべ、やすが「それは第2弾の本で」と交わしつつ、「飯尾さんは絵が上手いのは知っていたけど、ウドちゃんが若いときに住んでいた部屋の絵がめっちゃ上手いんですよ。塗り絵のコーナーとかも遊び心があるなと思いましたよ」と褒めると、飯尾は「それを本に書いてくれよ!」と突っ込んで笑いを誘った。

また、過去に解散の危機はあったか質問されると、やすは「(コンビを)組むときですね。生意気に僕が」と苦笑。コンビを組んで3日目に、当時、仕事がまったくなかったやすから「同じ気持ちになりたいから、(飯尾も仕事を)ゼロにしてくれ」と言われたという飯尾は、やすとコンビを組むのはやめようと思ったそうだが、「(元芸人の)あらちゃんから『やすさんと組んだほうがいい。やすさんはやさぐれてるだけだから、俺がなんとか言います』」と説得されたそうで、次の日にやすから「やっぱり一緒にやってください」と連絡が来たことを告白。

これにやすは「あらちゃんにゲンコツ食らったんですよ。『何を考えてるんですか! 絶対に面白くなるから飯尾さんと組んでください』って。“そうかな”って渋々(連絡した)」と回顧し、「あらちゃんがゲンコツをくれてなかったら態度を変えてないから、あらちゃんのおかげなんです」と感謝した。ENCOUNT編集部

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