スウェーデン経済と金融政策は新局面に、6月利下げ否定=中銀総裁

[ストックホルム 20日 ロイター] - スウェーデン中央銀行(リクスバンク)のテデーン総裁は20日、インフレ率が中銀目標に近づいていることから、スウェーデンは金融政策と経済にとって新たな局面を迎えていると述べた。

中銀ウェブサイトに掲載された発言原稿によると、総裁は「世界的なショックが落ち着き、金融引き締め政策が需要を減衰させたため、インフレ率は低下し、2%に近づいている。これはスウェーデンの家計と企業にとって長期的に好ましい経済発展の条件を作り出している」と語った。

総裁は記者団に対し、6月会合での利下げは否定、「利下げ論議を可能にするためには、シナリオへのかなり大きな変更が必要だ」との見方を示した。

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