大谷翔平のライバルが“入れ替わり” 2019年に東京で躍動…元超有望株が145打点ペース

5号3ランを放ったフィリーズのアレク・ボーム【写真:Getty Images】

フィリーズのボームが荒稼ぎの5打点、2打席連続の犠飛に5号3ラン

■フィリーズ 11ー5 ナショナルズ(20日・フィラデルフィア)

フィリーズのアレク・ボーム内野手が、1試合5打点の荒稼ぎで一気にナ・リーグの打点トップに浮上した。19日(日本時間20日)に行われたナショナルズ戦に「4番・三塁」で出場し、5号3ランを含む3打数1安打5打点。2打席連続で犠飛を決めるチーム打撃だけでなく、スタンドインさせるパワーも示した。

1点リードの3回、1死一、三塁で迎えた第2打席で右翼への犠飛を放ち、貴重な追加点。1点を勝ち越された5回には、1死満塁から再び右翼への同点の犠飛を放った。ここから2者連続の適時打が飛び出し3点を勝ち越した。5点リードの8回には、2死一、二塁から左翼へ打った瞬間の豪快弾。本拠地を沸かせた。

好調フィリーズを牽引する27歳は、47試合に出場して打率.330、5本塁打、OPS.917の好成績。打点ではマルセル・オズナ(ブレーブス)の41打点を一気に抜き、42打点でメジャー全体でも単独トップだ。162試合に換算すると145打点ペース。二塁打でもドジャースの大谷翔平投手を上回ってメジャートップだ。

2018年ドラフト1巡目(全体3位)で指名された超有望株で、2019年11月に開催されたプレミア12に米国代表として出場。東京ドームで躍動し、侍ジャパン戦でも5打数2安打1打点の活躍を見せた。2020年にメジャーデビューすると毎年成績を向上させ、昨季は打率.274、20本塁打、OPS.764の数字を残していた。(Full-Count編集部)

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